
目次
ロンバルディア州
1.ピッツァ・アル・トランチョ@ミラノ
2.パッパルデッレ@イゼオ湖畔
ヴェネト州
3.クモ蟹のサラダと潮の香りのするワイン@ヴェネツィア
4.馬肉のワイン煮込み ポレンタ添え@ヴェローナ
エミリア=ロマーニャ州
5.ポルチーニ茸のフルコース@ボルゴ・ヴァル・ディ・ターロ
6.サービス係に驚き!@ボローニャ
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ロンバルディア州
1.ピザが分厚くてパンケーキみたい!
ピッツァ・アル・トランチョ@ミラノ

トランチョ(Tracio)は、「一切れ」という意味で、その名の通り「一切れのピザ」という名前の付いたピザです。イタリアのピザといえば一人で一枚の大きなピザを食すナポリピザなどが有名ですが、この料理は大きなピザをカットして食べるスタイルです。まるでパンケーキのような見た目で、一切れでもボリューム満点です。北部ロンバルディア州やエミリア=ロマーニャ州で見かけられます。スタッフはイタリアを代表する温泉地のひとつ、サルソ・マッジョーレで出会いました。
【お店情報】
リストランテ・ピッツェリア・リンコントロ(Ristorante Pizzeria L’incontro)
住所:Viale Berenini, 6 Salsomaggiore Terme
電話番号:+ 39 0524574479
営業時間〔12:00~14:00(水曜を除く)、19:00~23:00〕
定休日:水曜ランチ
2. パスタのネーミングがいいね!
淡水イワシのパッパルデッレ@イゼオ湖畔

パッパルデッレの意味は「豪快に食べる」「食いしん坊」という意味で、平たいリボンのような形をしたパスタです。平たいパスタの中でも幅と厚さがかなりあるので、名前の通り食べ応えがあります。ロンバルディア州イゼオ湖畔の食堂で写真のパスタに出会いました。淡水イワシで和えてある地元ならではの珍しくて美味しいパスタは絶品です。
【お店情報】
トラットリア・アウロラ(TRATTORIA AURORA)
住所:Via Papa Giovanni XXIII, 40 – 24065 Lovere
電話番号:+39 035 077 6342
営業時間:〔月・水~日:12:00~16:00、19:00~22:30〕
定休日:火
ヴェネト州
3.衝撃のマリアージュ
クモ蟹のサラダと潮の香りのするワイン@ヴェネツィア

ヴェネツィアのラグーン(潟)には、かつて多くのぶどう畑がありました。16世紀、修道士たちの日々の営みから発展し、現在は限られたエリアでしか作られなくなったワインですが、海水・潮風を受けて、独特の風味をまとったぶどうから作られるワインは、とてもヴェネツィアらしいものです。スタッフがいただいたのはサンテラズモ島のオルト・ディ・ヴェネツィアというワイン。“ヴェネツィアの畑”と呼ばれる農業が盛んなサンテラズモ島で作られた美味しい白ワインを名物のクモ蟹サラダと一緒に食べるのがおすすめです。
かすかに感じる白ワインの塩味と、クモ蟹のさっぱりとしたサラダは、新感覚のマリアージュです!ぜひ体験してみてください!

【お店情報】
トラットリア・ダ・ロマーノ(Trattoria da Romano)
住所:Via S.Martino Destra 221, Burano Venezia
電話番号:+39 041 730030
営業時間:〔月・水~日:12:00〜15:00、18:30〜23:30〕
定休日:火
【おすすめのワイン】
サンテラズモ島のオルト・ディ・ヴェネツィア Orto di Venezia(Sant’Erasmo島)
4.イタリアでも馬を食べるんですね!
パスティッサーダ(馬肉のワイン煮込み) ポレンタ添え@ヴェローナ

パスティサダの起源は、5世紀まで遡ります。当時ヴェローナは、激しい合戦により敵に繰り返し包囲されました。激しい戦場跡に横たわった馬たちを空腹の兵士たちが食べたのが起源だとされています。馬肉をワインに入れ、芳香性のハーブと混ぜて臭みを消しながら煮込む調理法でこの地域での名物となりました。ポレンタと呼ばれるトウモロコシの粉から作られたお粥のようなものと一緒によく食べられます。
ヴェローナ近郊のヴァルポリチェッラで作られる美味しくてコクがある上質な赤ワインと合わせて食べるのがおすすめです!
【お店情報】
オステリア・ソットリーヴァ(Osteria Sottoriva)
住所:Via Sottoriva, 9, 37121 Verona
電話番号:+39 045 801 4323
営業時間:〔月~火・木~日:11:30~15:30、18:00~22:30〕
定休日:水
【おすすめのワイン】
ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ VALPOLICELLA SUPERIORE
エミリア=ロマーニャ州
5. 前菜からデザートまで全てがポルチーニ茸!
ポルチーニ茸のフルコース@ボルゴ・ヴァル・ディ・ターロ

秋に旬を迎える香り高いイタリアを代表するきのこ、ポルチーニ茸。ボルゴ・ヴァル・ディ・ターロ(Borgo Val di Taro)は人口約6900人のとても小さな村ですが、イタリア屈指のポルチーニ茸の産地です。顔くらいありそうな大きさのポルチーニ茸を前菜からデザートに至るまでふんだんに使ったコース料理が忘れられません。世界三大キノコのポルチーニ茸、香り高くて高級な素材をこんなに贅沢に味わえるのはここならではの楽しみ方ではないでしょうか。
【お店情報】
アグリツーリズモ・レ・クエルチョーレ(Agriturismo le Querciole)
住所:Loc. San Pietro 43043 Borgo Val di Taro
電話番号:+39 0525 96810
6.サービス係に驚き!
老舗レストラン『DIANA』@ボローニャ

ボローニャ料理は種類の多さと豊かさで知られており、典型的な料理は肉や卵パスタを用いたものです。そんな美食の都ボローニャで伝統的な料理を召し上がりたい方にピッタリのレストランをご紹介します。こちらのリストランテ・ディアーナでは白衣に身を包んだスタッフがサービスをしてくれます。レストランのウェイターというよりも給仕係といった風貌。ボローニャの老舗レストランで昔ながらの食事と伝統的なボローニャスタイルを体験したい方にとってもおすすめのレストランです。

【お店情報】リストランテ・ディアーナ(DIANA)
住所:Via Volturno, 5 Bologna
電話番号:+39 051 231302
以上、スタッフが衝撃を受けた料理~イタリア北部編~をご紹介しました。
イタリアは食の宝庫ですので、美味しい料理だけでなくアッと驚く料理とたくさん出会えると思います。
今回ご紹介したい地に訪れる機会がございましたら、是非召し上がってみてくださいませ!
※当ページに記載の情報は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。