シチリアの世界遺産 ノート渓谷

シチリアの世界遺産 ノート渓谷
1693年の大地震で被害を受けたシチリア南東部のノート渓谷は都市計画により、バロック様式で再建されました。
世界遺産登録されているこのエリアの8つの町の中から、選りすぐりの5都市をご紹介します。
カターニャ

シチリア第二の都市で、ヨーロッパ最大の活火山であるエトナ山の麓にあるカターニャ。
町のメイン広場・ドゥオーモ広場には、オベリスクを背負った像が出迎えます。

カターニャの朝ごはんの代表は、ブリオッシュとグラニータ。
白いグラニータはアーモンド味。朝からでもペロッと食べられます!


また、カターニャは作曲家・ベッリーニの出身地としても知られています。
ベッリーニ劇場は音響効果も素晴らしく、ロビーも細かな装飾で彩られています。
オペラやバレエなどを見るのもおすすめですよ。
ノート

カターニャから車で1時間ほどの小さな町。
建物がこの地域でとれる明るい黄色の石で建てられていて、
大階段を擁するドゥオーモは一見の価値あり。


奇怪な彫刻で飾られたバルコニーが見られるのがニコラチ通り。
毎年「インフィオラータ」というお祭りが開かれ、通りが美しい花で飾られます。

老舗のカフェ・シチリアでは、シチリア名物のスイーツがずらり。
カンノーロ(筒形の生地にクリームを詰めたもの)やグラニータもおすすめです。
モディカ

カターニャから1時間半ほどのところにあるモディカは、
モディカ・バッサ(低いエリア)とモディカ・アルタ(高台エリア)に分かれています。
モディカ・バッサからは丘に添ってバロック様式の教会や家々が立ち並ぶ風景が見られます。

そして、モディカは昔ながらの製法で作られるチョコレートが名物。
サクッとした独特の風味で、おみやげにもおすすめです。
チョコレートと牛肉を使っためずらしいお菓子、ムパナティッギもぜひお試しください!
※牛肉の味はしません
ラグーザ

モディカより少し内陸に入ったところにあるラグーザは、
もともと別の町だったスーペリオーレ地区とイブラ地区から成っています。

スーペリオーレ地区は碁盤目に道が整備された新市街。
ショッピングも楽しめ、町のメイン広場には大聖堂がそびえています。

スーペリオーレ地区からイブラ地区の風景を楽しみながら、
階段を下りていきましょう。

イブラ地区にもまた美しいバロック教会が。

そして、ラグーザには美味しいレストランも点在しています。
その中のひとつ”I BANCHI”
カラスミのパスタは絶品です!
カルタジローネ

高台にあるカルタジローネは、陶器の町として有名です。
先史時代からの陶器を集めた博物館もあり、
町の至るところで陶器の装飾も見られます。


橋の欄干や街灯などにも・・・

そして、町のメインが大階段。
一段一段違う模様になっています。

よく見ると鳥さん・・・
自分の好みの柄を探しながら登ってみてくださいね。