ミシュランの星付シェフから家庭までイタリア料理の代表でもある、全世界で知られている一品。
人々から愛されているこのカルボナーラを食べずにイタリア旅行を終えることはできないでしょう。
カルボナーラは作る人によって使う材料や調理の仕方が異なります。それが楽しみでもあり、このお皿がたくさんの人達に愛されている理由ではないでしょうか。
パスタも日本で好まれているスパゲッティからローマの食堂で昔から食されているショートパスタのメッゼ・マニケ(半袖の意味)、リガトーニ(線が入っている)、トンナレッリ(卵入りロングパスタ)等など、様々な種類が使われます。
また、材料で欠かせないのはお肉!パンチェッタ(日本で俗にいうベーコン)が使われていると日本の皆様は思っているのではないかと思いますが、イタリアでは『カルボナーラにはパンチェッタはノーーーーー!』っていうローマの熱狂的なカルボナーラ好きもいます。
ではあの本場の味を出すには何を入れるかというとこのグアンチャーレを入れます!
その本場の味を楽しめるのが地元の人や政治家にも愛されている1963年から創業のこのお店『トラットリア・ダル・カヴァリエール・ジーノ』。
内装もイタリアの数十年前にタイムスリップしたような気持ちにさせる大衆食堂感抜群の落ち着きやすい雰囲気を醸し出しています。
実際のお味はというと?
63度以下で熱された、凝固していないクリーミーな卵と油を若干抜いた香ばしいグアンチャーレで絡めた、アルデンテ(歯ごたえのあるの湯で加減の意味)に茹で上げたスパゲッティは非常においしいです。
カルボナーラの出来をオーナーさんに褒めると満面の笑みで『おいしいアンティチョークもあるのよ』と言いながら作り方を教えてくれました。
<材料>一人当たり
スパゲットーニ グラニャーノIGP**(スパゲッティより大きめのパスタ)100g
卵 1個
パルミジャーノ・レッジャーノDOP* 30g
ペコリーノ・ロマーノDOP* 30g
グアンチャーレ(豚の頬肉を塩漬けして熟成させたもの)30g
ブラックペッパー 少々
*DOP=原産地呼称名称保護の意味
**IGP=保護地域表示
カルボナーラの付け合わせには最高のローマ風アンティチョーク。
ローマ近郊の代表的な白ワイン、フラスカーティ・スペリオーレなど手軽な375mlのハーフボトルで料理との愛称を楽しんでみてはいかがでしょうか!
【レストラン情報】
Trattoria dal cavalier gino(トラットリア・ダル・カヴァリエール・ジーノ)
HP: http://www.ristoranteparlamento.roma.it/
住所:Vicolo Rosini, 4, 00186 Roma
電話番号:(+39)06-687-3434
(記事:ESPERTOCIBO)