ローカルだけが知る
フィレンツェ郷土料理が食べられる
可愛いローカルレストラン

美食の国イタリアには北部から南部まで
様々な種類の美味しい食べ物があります。
今回は観光地としても世界的に人気の高い
フィレンツェの郷土料理を簡単にご紹介します。

フィレンツェの郷土料理とレストラン事情

まずフィレンツェがあるトスカーナ州は元々山間部の農民料理をベースとして、味付けはいたってシンプル、素材そのものの良さを最大限に生かした料理が郷土料理として多くあります。またお肉料理も有名で、特にフィレンツェはお肉をベースにした郷土料理が目を引きます。

フィレンツェの中心街はそこまで大きくなく、どちらかと言うと他の都心に比べれば小さめです。歴史のある建物や教会が沢山立ち並び、それらが小さな路地を作り上げ、中心街は美しい迷路の様になっています。ですが、フィレンツェは観光地としても有名な場所で一年を通して世界各国から観光客が来るので、同じく沢山のお店やレストランが中心街に建ち並んでいます。フィレンツェ中心街は観光客も多いためか、レストランのお値段は少し高く、本場のイタリア料理を提供するレストランを探し出すのも一苦労です。

さて、ではフィレンツェに住むイタリア人はレストランを選ぶ際どの様にしているのか?
味はもちろん、お値段も良心的なレストランは基本的に中心街から少し離れたエリアに沢山あり自分のお気に入りレストランを見つけるのもそう難しくはありません。

 

ローカルレストラン「アル トランヴァイ」

今回はフィレンツェ中心街から徒歩15分程の場所にあるローカルレストラン「アル トランヴァイ」をご紹介させて頂きます。お店はこぢんまりとしていて暖かい雰囲気があり、また昔ながらのイタリア大衆食堂を感じさせてくれるとても懐かしいまた可愛らしい印象をもつトラットリアです。(トラットリアとは:大衆食堂や家庭的な雰囲気をもつお店、お値段もお手頃でドレスコードもありません)

店内にはお店の名前の由来にもなったトランヴァイ(Tranvai)、路面電車が大きく飾られ、その鮮やかな緑色で光沢のある路面電車はひときわ存在感を放ち、食べに来るお客さんを歓迎してくれている様にも見えます。
スタッフの方々は親切で明るく、日本人の女性も働かれているのでイタリア語や英語が少し心配だという方は日本語で対応してくれます。
お値段も良心的でコペルト(テーブル代)、テーブルワイン、料理数品を合わせて1人あたり€20〜25程です。

 

郷土料理1:アンティパスト・トスカーノ

アンティパスト(Antipasto)とは「食事の前」という意味で、前菜になります。アンティパストは食欲増進の役目をする為、少量で塩分や酸味がやや強めのものが多いです。

アンティパスト トスカーノ(Antipasto Toscano)とはサラミや生ハムなどお肉が有名なトスカーナならではの前菜盛り合わせになります。内容はお店によって少し異なりますが、アンティパスト トスカーノといえば生ハムやサラミ、クロスティーニ(Crostini)の盛り合わせ。クロスティーニとはイタリア語で小さなトーストパンを意味します。
代表的なクロスティーニは鶏レバーペースト、レバーはクセがありそうに思われがちですが一度レバーペーストのクロスティーニを食べたら病みつきになります。
食事を始める前に赤ワインと一緒に食べるアンティパスト トスカーノは互いの相乗効果でまた格別に美味しくなるので、ワインがお好きな方は是非おすすめします!

 

郷土料理2:ランプレドット

ランプレドット(Lampredotto)とはイタリア語で直訳すると牛の第4胃、日本語訳でモツです。このモツをトマトやパセリ、セロリなどの香味野菜と塩胡椒だけでじっくり時間をかけて煮込んだ料理で特製のソースと一緒に食べます。この緑色のソース、サルサ ヴェルデ(Salsa Verde)といってパセリ、ニンニク、オリーブオイルが効いた爽やかな味わいのソースです。お好みで赤い唐辛子の効いた辛味ソース、サルサ ピッカンテ(Salsa Piccante)と一緒に食べると辛味がピリッとアクセントになり、また違う楽しみ方が出来るので、辛いものがお好きな方は一緒に食べることをおすすめします。ランプレドットは思っている以上にあっさりとした味で、しっかりと煮込まれたモツは口に入れた瞬間舌の上でとろけ、またソースが良いアクセントになり、モツの脂っこさを忘れてしまいます。
ランプレドットはフィレンツェのB級グルメやソウルフードと呼ばれるくらい人気で、レストランなど場所によってはお皿で出てきますが、街中に行くと屋台がありパンに挟みパニーノで食べられるのも人気です。もし「食べ逃してしまった!」という事があってもフィレンツェ内では目にする事も多いのでご心配なく!

 

郷土料理3:ペポーゾ

ペポーゾ(Peposo)とは牛スネ肉を赤ワインと粒胡椒でじっくりと時間をかけて煮込んだもの。イタリア語でぺぺ(Pepe)とは胡椒のことで、ペポーゾとはその名の通り胡椒が決め手となり胡椒のスパイシー且つ赤ワイン濃厚な大人味の煮込み料理です。
ペポーゾの誕生は初期ルネサンス時代、フィレンツェの象徴でもあるクーポラの教会サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂。その建築に携っていた当時の職人達が現場で作り、建築家ブルネレスキも好んで食べていた事がペポーゾの始まりと言われています。ペポーゾには歴史的建築物と偉大な建築家が関わっている興味深いエピソードがあったんですね。フィレンツェの観光を思う存分楽しんだ後は、歴史的な場面に関わっているペポーゾと一緒に芸術、美食の都フィレンツェに浸ってみてはいかがでしょうか?

 

【レストラン情報】

アル・トランヴァイ(Al Tranvai)
住所:Piazza T.Tasso, 14r
電話番号:055 225 197
営業時間:〔月:19:10〜22:45〕〔火〜土:12:15〜15:00/19:15〜22:15〕

(記事:Sachi)

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