黄金のモザイクに出会う街

モンレアーレ
シチリア西部のパレルモから約8km離れた郊外にある小さな町モンレアーレ。観光客に人気の理由は、町のシンボルであるモンレアーレ大聖堂(ドゥオーモ)の装飾がとても煌びやかで世界遺産にも登録されているため。
一般的にドゥオーモは町の中で一番大きい大聖堂、かつ司教がいる教会のことを指します。ここで、どうしてパレルモの大聖堂は“カテドラーレ”と呼ぶのか疑問に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。そのわけにはモンレアーレが深く関わっています。
時代は12世紀の中世まで遡ります。当時のシチリアはノルマン人の支配下に置かれ、国王グリエルモ2世が統治していました。しかし、この頃のパレルモにはカトリックのトップである教皇と親密な関係にある司教が君臨し、パレルモは国王を凌ぐほどの力を保持していました。危機感を覚えた国王は自身の狩猟場であったモンレアーレに大聖堂を築くことに決めました。要するに権力争いです。こうした背景から、モンレアーレの大聖堂を“ドゥオーモ”、パレルモの大聖堂を“カテドラーレ”と分けて呼ばれています。
モンレアーレ大聖堂

町の一番の目玉。内部は金箔をふんだんに使用したモザイク文様で覆われており、圧巻です。モザイクの装飾面積としては世界一と言われています。ちなみに2番目はヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂です。装飾を手掛けたのはノルマン人だけでなく、ギリシャ人やイスラム教徒も含まれています。様々な民族の支配を受けつつ、うまく文化を融合してきたシチリアの特徴が垣間見えます。
隣接している回廊(キオストロ)も必見です。柱一本一本に異なる細やかなモザイク文様が施されていて、飽きずに楽しむことができます。中庭もあり自然を感じられるのでリラックスできます。
パレルモからのアクセス
バス利用で2パターンあります。事前に時刻表を確認することをオススメします。
① AMAT社389番バス
389番バスには、王宮近くにあるインディペンデンツァ広場から乗車できます。所要時間は約30分。本数は1~2時間に1本程度。
② AST社のバス
パレルモ中央駅前から乗車できます。所要時間は約50分。
バス停の場所が分かりづらいので、観光案内所で事前に確認するようにしてください
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