聖フランチェスコのまなざし

アッシジ

カトリックの巡礼地として世界中から人々が訪れるアッシジ。カトリック修道院でもより清貧な生活で知られるフランシスコ会の創始者、聖フランチェスコゆかりの地です。中世の面影を色濃く残す街並みと自然が調和した風景は、その場に身を置くだけで心が洗われるよう。小鳥のさえずりに耳を傾け、自然の安らぎに身を委ねてみませんか?

サンフランチェスコ聖堂

中世ゴシック様式の壮大な聖堂は、聖フランチェスコの死後、彼の功績をたたえるために作られました。清貧な暮らしを美徳とした聖フランチェスコもこんなに壮麗な聖堂が建てられるとは思ってもみなかったのではないでしょうか。内部にはジョットによる「聖フランチェスコの生涯」を描いたフレスコ画が残されています。地震の影響で一部が損なわれたものの、今もなお鮮やかに語りかけてくるその情景。放蕩息子から回心し、衣服を捨てるフランチェスコの姿や、小鳥に説教する彼の優しい眼差しに、時を超えて触れることができます。

丘の街を歩く

スバシオ山の裾野に広がるアッシジの街。平坦な道はほとんどなく、石畳の坂道を上り下りしながら歩みを進めます。中世の面影を色濃く残す街並みを歩いていると、ふとした瞬間に眼下に美しい風景が見えたりするので、飽きることはありません。聖フランチェスコや聖キアラのまなざしを心に感じながら、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。

夕陽に染まる薔薇色の風景

――陽が落ち始めると、アッシジの建物という建物は、すべて薔薇色に燦めく

作家の須賀敦子が綴ったこのアッシジで眺めた夕陽を表現した言葉です。この言葉の通り、淡いピンク色の石で造られたアッシジの街並みが夕陽に照らされていく様子は比類のない美しさと静謐さにあふれ、見ていると自然と心が浄化されるようです。おすすめの夕陽スポットは丘の街の頂上にあたる場所にある「ロッカ・マッジョーレ」。夕陽に心を奪われていると、いつの間にか夜が訪れ、空には満天の星が広がります。


アッシジに行く旅


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