FICOイータリー・ワールドの楽しみ方

FICOイータリー・ワールドの楽しみ方
食のテーマパーク「FICO イータリー・ワールド」。
見るも良し、食べるも良し、体験するも良し、イタリア中の食材が一堂に揃う館内は、グルメにはたまらないスポットです。
*FICO イータリー・ワールドは2024年2月に休館となりました。
新しく「Grand Tour Italia」としてリニューアルオープン予定です。
FICO イータリー・ワールドとは?

2017年11月15日にオープンしたFICO イータリー・ワールド。『食』がテーマの2015年開催ミラノ万博を終えて、新たな『食』のテーマパークとして、美食で名高いエミリア・ロマーニャ州ボローニャに新設されました。
「食」の価値を問い、生み出す場所で、コンセプトは各土地・気候の中で「大地が作り出すもの」を、「育て」「形を変え」「料理する」術を知り、学ぶこと。デモンストレーション用の農場や牧場で、農産物耕作や家畜地元種生育現場見学などを通し、種まきから食品になっていく製造過程などもライブでみられます。
基本情報・アクセス
入館料:無料(有料駐車場)
アクセス:ボローニャから車で30分弱。
駅前からは30分間隔でバスが運行しています。(運行時間9:30-24:00)


出入口は2つ。FICOの大きな看板に近い①メインエントランスから入場すると、右手に総合インフォメーションカウンター(イタリア語、英語対応)があります。

館内はメインエントランスの畜産物コーナー(ハム・ソーセージ・乳製品・卵など)からはじまり、農作物コーナー(小麦・野菜・オリーブオイルなど)、水産物コーナー、ドルチェコーナー、アルコールコーナー(バルサミコ酢・ビネガー・ワイン・クラフトビールなど)と移り変わります。(事前にWeb予約をすればお料理レッスンや製造体験をすることもできます。価格はプログラムにより異なりますがいずれも20ユーロ前後です。)

②のサブエントランス直前に『EATALY』(食料品、調理器具など)が広がり、最後はずらりと並ぶレジで精算を済ませる流れとなっています。さらにレジを通った後には郵便局も設置されているので、たくさん買ってしまった方にもFICOは優しいのです。ちなみにメインエントランスにもレジが2台あります。
イータリー・ワールド館内


時間帯により製造工程を見ることもできます。事前にHPでチェックするか、入場時にインフォメーションセンターでの確認をすると良いでしょう。画像はボローニャを代表するソーセージのモルタデッラを紹介・販売するブース。
ワンポイント情報
イタリア中の食材が集うFICO。もちろんチーズの王様『パルミジャーノレッジャーノ』のブースもございます。しかしながら製造工程を見ることはできません。なぜならば、DOP(原産地名称保護制度)の認定を受けている『パルミジャーノレッジャーノ』はここFICOのあるボローニャで作ってしまうとただのハードチーズになってしまうのです。厳密ですね。そこがまたイタリアの良いところです。よってここでは製造工程を展示で説明してくれています。試食・販売もありますよ。

広い館内は歩くだけでも疲れてしまうでしょう。そんなときには気になる食材やメニューを見つけて、ちょっと一息休憩を。お店の前には本日のおすすめメニューが看板書きされています。いろいろな食材を少しずつ試食するのもおすすめです。


基本的にレストランでの支払いはお店ごと、店員さんがいてレジのあるお店ではその場精算です。陳列している商品は、買い物かごに入れて最後にまとめてレジ精算となります。量り売りのチョコレートや、グラスワインはとってもお手ごろで、試食しながらイタリア土産をゆっくり考えることもできます。またEATALYは品揃えが良く、空港の免税店よりも安いようでしたので、FICOでの購入が良いようです。
FICOレンタル自転車の借り方

メインエントランスの外にはレンタル自転車がずらりと並んでいます。この自転車はイタリアが誇る世界最古の自転車ブランド『Bianchi』製です。広い施設内を自転車で巡るのも楽しいですね。自転車レンタルも無料なので、ぜひお試しください。
※自転車は三輪車(前方二輪、後方一輪)のため、バランスを取るのが少し難しいです。転倒による怪我にご注意ください。

[1]インフォメーションセンターでレンタル希望を申し出ます。
[2]誓約書(イタリア語または英語)が渡されますので、名前・連絡先・レンタル開始時刻・サインを記入します。
[3]身分証明書(旅行者はパスポート)を誓約書と一緒に提出し、レンタル中はインフォメーションセンターで保管となります。

[4]2つの鍵を受け取り、鍵の番号と同じ駐輪場から自転車を持ち込みます。鍵の開錠・施錠方法が日本と少し違うので、焦らず落ち着いてください。

[5]館内はグレーの色をした道のみ走行が可能です。お買い物やお食事の時には、館内の駐輪場に自転車を止めておくことができます。施錠を忘れずに。
[6]レンタル自転車を返す時はメインエントランスに戻り、もとの番号の駐輪場に自転車を施錠し、2つの鍵をインフォメーションセンターに返します。
[7]誓約書に返却時間を記入し、身分証明書を受け取り終了となります。
※お買い物に夢中になり過ぎると自転車の返却を忘れそうになります。身分証を預けていることをお忘れなく!
美食の街ボローニャにできた食のテーマパーク。
ボローニャ滞在中にはぜひお立ち寄りください!