アルバへは、ピエモンテ州の州都トリノより電車で約1時間半。本数は少なくなりますが乗り換えなしの電車もあるので安心です。国鉄アルバ駅からアルバ市内にあるトリュフ祭り会場までは徒歩約5分。CORTILE DELLE MADDALENA(コルティーレ・デッレ・マッダレーナ)が国際アルバ白トリュフマーケット、いわゆるアルバ白トリュフ祭り会場となります。
入場料は、インターネット、もしくは当日に会場で購入も可能です。入場料は5~6ユーロ(2024年現在)。会場内では、宝石のように陳列されたトリュフをご覧いただけます。毎年の収穫高により値段は雲泥の差。トリュフハンターが直接販売しているブースもありますので、お話を直接聞けるのも嬉しいですね。
Davide(ダヴィデ)さんは、幼少のころからトリュフとともに育ったうちの一人。
『今年の一番大きなものを見せてあげよう!』と、満面の笑みで鍵のかかったケースよりなんと480gもあるという白トリュフを見せてくれました。
ご旅行でトリュフを直接購入いただけない方は、トリュフを使った数々の製品も会場内で販売されていますのでご安心ください。トリュフ塩、トリュフバター、トリュフオイルにトリュフを練りこんだパスタやサラミ、チーズなど、トリュフ祭りの名に相応しい品々が並びます。
また、美食の宝庫ピエモンテ州の秋は、トリュフだけではございません。ヘーゼルナッツやポルチーニ茸、それらを使った製品も販売されています。
そして、忘れてならないピエモンテ州の名産品といえばワインです!美味しい食事にはおいしいワインは欠かせません!地産地消の文化が根付くイタリアでは、郷土料理と郷土ワインは切っても切り離せない関係なのです。アルバ白トリュフ祭り会場内突き当りへ進むとピエモンテ州のワイン試飲が可能です。
入場時に、ワイン試飲付きの入場料を支払うこともできますが、会場奥にあるレジでお好みのワインを1杯から購入することも可能です。そこでは、ワインとともに簡単なピエモンテ州の逸品や郷土料理も味わうことができます。オプションで、郷土料理に白トリュフを削ってもらうこともできますよ。
そして会場内の隠れた目玉、ALBA TRUFFLE SHOW (アルバ・トリュフ・ショー)。
会場を突き進むと有名シェフの顔写真が張られたパネルを目にすることができます。ピエモンテ州のシェフを中心に現在では、各地からもミシュラン星付きシェフが参加表明。期間中、イタリアで活躍するシェフが白トリュフを使った料理を目の前で披露してくださいます。もちろんクッキングショーの後は試食あり。こちらは、現在はインターネットから要予約となっております。
日本でも有名になりつつあるアルバ白トリュフ祭り会場内は、世界各国からの観光客で年々混みあっております。期間中は会場外でも様々なイベントが行われ、町は活気あふれたお祭りモード一色となり、町の至るところからトリュフの香りが漂います。この機会に是非本場の白トリュフをご賞味くださいませ。
アルバトリュフ祭り公式サイト
https://www.fieradeltartufo.org/fiera-del-tartufo/
(記事:Yuca)
※記事は2019年のレポートとなります